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野生鳥獣のいのちを通して自然社会との関わりを考える

狩猟の世界へのきっかけは、地元のお兄さんがドライブで星空を見に夜のドライブへ連れ出してくれたことでした。

ドライブコースの道側の山に鹿がいる。地域にとっての当たり前。

都市から移住してきた私にとってそれはとても新鮮な感覚でした。


野生のシカを見て自然の中で生きているという感覚を覚えたこと、

猟師さんについていき、目の前で仕留められる鹿を見て、

いのちを頂いて生きていることを実感したこと。


狩猟の面白さと、奥深さに魅かれて

狩猟に興味を持ちました。

現在、国内では鹿を含む48種の動物たちが

害獣認定されて日々駆除されています。

最も捕獲数の多いイノシシ、シカの活用は1割程度に留まっており、あとの9割は全て捨てられています。


スギの過度の植林による密林やシカの天敵である二ホンオオカミの駆除政策など、

元々、人間が山の生態系を崩したことによって増え続けているシカが人間によって駆除されているという現状。

狩猟の世界を体験してご自身が感じたことを大切にし、

食べること、自然社会との繋がりを考えるきっかけになればと思います。


運営メンバー

後藤 大輝(ゴトウ タイキ)

オナガワーシカ 代表 

2011年3月11日の東日本大震災後を機に、大学在学中に女川町(東北・宮城)へ移住。2020年8月に「(屋号)オナガワーシカ」を個人事業主として開業し、新たな地域の資源としての「鹿」の流通に取り組んでいる。有志団体である三陸リアス式ジビエ協同組合に所属し、食肉処理施設(女川町)の運営にも関わる。

大橋 修吾(オオハシ シュウゴ)

Blue Buck Diner -バーガー修吾- 店主 / 翻訳家

秋田県男鹿市でハンバーガーフードトラック(移動販売車)を販売する傍ら、複業として日英の翻訳・通訳を行う。大学進学を機に訪れた秋田で卒業後、地域おこし協力隊に着任。持続的でかつ多様な食や観光への興味から、挑戦する場として男鹿を選ぶ。

大学在学時関わり、地方で生業を作りたいと考えるきっかけとなったプロジェクトの舞台が女川町であり、今回フードトラックの冬期休業期間を活用し狩猟修行(罠)に取り組む。修行期間中に女川町でジビエバーガーの開発・販売を画策中。